鉄道雑学辞典(特報編)目次

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平成11年1月23日オープン・平成11年2月日更新

はじめに
特報@「常磐線に2階建普通車」
特報A「成田エクスプレス誕生」 東京〜成田空港間を最短53分で直結
特報B「小田急が沼津直通運転を開始」 JR東海・小田急共同運行の「あさぎり」
鉄道雑学辞典スペシャル「青春18切符で熊本まで行きませんか」
鉄道雑学辞典スペシャル「乗って乗って車中3連泊」 「青春18切符」活用の旅
鉄道雑学辞典スペシャル「費用明細]
鉄道雑学辞典スペシャル「お世話になった車両達」
鉄道雑学辞典スペシャル「お世話になった車両達(機関車)」

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はじめに

 このページは、平成3年1月から平成6年12月まで、流山の折り込み新聞である「流山朝日」に連載した「鉄道雑学辞典」を再録したものです。実のところ、「流山朝日」は「ながれやま わが町」が地域新聞社として再スタートしたものですから、「汽車の旅」がそのまま「流山朝日」に引き継がれ、「鉄道雑学辞典」へと発展したのです。偶然とは言え、雑誌の最後と新聞の最初に連載を持てたことに、若干のとまどいと、感謝の気持ちを感じています。
 この「鉄道雑学辞典(特報編)」は、「鉄道雑学辞典」連載中に登場した車両の乗車ルポや、3泊4日の鉄道乗りずくめ旅行のルポをまとめまたものです。「鉄道雑学辞典」や」「汽車の旅」とあわせて御一読いただけたら幸いです。
 なお、本文の表記と現在の状況が大きく変わっている場合がありましたが、その部分については現在の状況に一致させるよう多少本文を修正したり、文末に「今だから一言」と、書き足りなかったことや、その後の経過などを補注しました。文章の意味が分からないとか、切符や車両についてさらに詳しくお知りになりたい方はメールでお問い合わせ下さい。
平成11年1月23日

山下耕象


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特報@ 「常磐線に2階建普通車」(写真)

 去る3月16日、JR各社のダイヤ改正が行われた。
今回の改正では新線開業(成田空港線)、新型車両の投入(常磐線、成田空港線、御殿場線、小田急線)など明るい話題が目だった。「汽車のムシ」に誘われて、さっそくの試乗と相成った次第である。
   *   *   *   *
 従来の2階建車両は、近鉄のビスタカーや新幹線グリーン車、東海道、総武・横須賀快速線のグリーン車など別料金を必要とした。しかし、今回登場した2階建車両は料金不要である。これは快適通勤を目指すJR東日本が「着席サービス」をテーマに試作したものである。観光用として誕生した2階建車両であるが、時の需要と共に定員の増加、さらには着席率の向上へと、その性格が変化してきたことを物語っている。
 外観は東海道線の2階建グリーン車と似ており、普通車とは思えない2階建車両独特のスタイルである。
 車内に入ると、両車端が一般部、中央が階上部と階下部に分かれている。中央側には上下に階段が口を開けている。一般部からは階上部や階下部の様子が見えないだけに、なんとなく気にかかる不思議な階段である。一般部の座席配置は従来車と変わりはないが、階上部は4人がけと6人がけの向い合わせ座席が6組も並んでいる。当然ながら通路幅は45cmと狭く、天井高も187cmと低い。窓側が傾斜しているため、立っていると圧迫間が押し寄せる。一方、階下部では車体幅が狭くなっているため、4人がけの向い合わせ座席が9組並んでいる。こちらは通路幅65cm。天井高は188cmで階上部と変わりはないが、天井が平面になっている分、立っている時の圧迫間が少ないようだ。しかし、階上部でも座っていれば圧迫間は感じられなかった。
 この車両にはドアが2カ所しかない。通勤時の乗降性が気になるが、行楽などで使用する際には、旅行気分を充分に味わえる車両である。

***乗車メモ***

 上野〜勝田間の中距離電車の水戸寄り先頭に連結。乗車券だけで乗車できる。
 1日3往復の運転で、土曜日は運休する。

(平成3年4月6日 第13号掲載)

*** 今だから一言 ***

颯爽とデビューしたTc415−1901(試作車を示す番号表示)ですが、その後増備されることなく現在に至っています。やはりドア数が少なく、乗降に時間がかかること。立席の余地が少なく、ラッシュに対応できないことなどが原因と思われます。

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特報A  「成田エクスプレス誕生」 東京〜成田空港間を最短53分で直結(写真)

 この列車は、JR東日本が成田空港線の開業に合わせて投入した車両である。グリーン車1両、普通車2両を基本編成として、2編成をつなげて運用するが、首都圏では珍しく短編成となった。
 外観は白、グレー、赤を大胆に使い、窓回りを黒で引き締めた配色。熱線反射ガラスを使用したために見えない車内。窓以外に開口部がないスタイルは、斬新さに事欠かない。
 車内に入ると、先ずスーツケース用の荷物棚が目に入り、その奥に客室が広がっている。普通車は4人掛けのボックスシートであるが、外国人の利用を考慮して座席間隔が大きいため、従来車とは全く違った印象である。車端部には飲物の自販機やトイレ、電話がある。特にトイレは洋式とし、更衣室の機能を持たせるため広々として、荷物棚が設けられたり、車椅子でも利用できるようになっている。このような余裕が旅を快適にさせるのであるが、今までの車両に無かったことが惜しまれる。
 グリーン車は座席配置が1列+1列の車両と、1列+2列が交互に並ぶ車両の2種類が用意され、いずれもデッキの反対側に4人用個室が配置されている。定員は24人。座席車では最も少ない定員である。さすがに広々しており、シートを倒しても邪魔にならない。荷物棚は飛行機と同じハットラックを使用しており、飛行機の延長と言った感じもするが、圧迫間は全然無い。デッキの近くにはオシボリや飲物を自由に飲めるセルフサービスのミニバーがある。しかし、東京〜成田空港間のグリーン料金は、従来の2倍という非常識に高い料金である。それに見合うだけの最高品位のサービスに心がけなければ乗客からソッポを向かれるだろう。
 開業に間に合わせたためか、設定や接客に荒削りな面がみられた。線路の改良や停車駅の見直し(千葉駅は通過する!)、料金の設定など検討課題は少なくない。
 日本の玄関を受け持つ列車だけに、大切に育てて行きたい列車である。

 ***乗車メモ***

 成田空港〜東京・池袋・新宿・大宮・横浜・大船間を1日23往復運転。乗車の際には乗車券の他、特急券などが必要。全車指定席。また、客室内は全て禁煙。
 運賃・料金は東京〜成田空港間の場合、普通車2940円、グリーン車4990円。
 特急券は1カ月前の日の午前10時から、全国の緑の窓口、主な旅行会社で発売する。

(平成3年4月13日 第14号掲載)

*** 今だから一言 ***

 慢性的な渋滞を懸念してか、成田エクスプレスが好調な伸びを示し、鉄道の存在価値を強くアピールしました。運転開始後、2〜3年で9両編成(現在は12両編成が中心)になり、横浜行き、池袋行きとも本数が増えています。
 当初から全車指定席で運行されているため、一時はトラブルもありましたが、現在は立席特急券も発売され、目立ったトラブルはありません。しかし、この列車こそ、自由席が必要ではないでしょうか。
 また、グリーン車に常備していたミニバー(フリードリンク)や、グリーン車客専用のラウンジ(東京駅にあった特別待合室)、グリーン車客に頭を下げるホームでの見送りは廃止されています。

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特報B 「小田急が沼津直通運転を開始」  JR東海・小田急共同運行の「あさぎり」

 この列車の前身は、小田急が旧型ロマンスカーで運行していた急行「あさぎり」。地味な列車であったが、今回のダイヤ改正によって運転区間を沼津まで延長。特急としてJR東海と共同開発した新型車両で華麗に変身した。
 この新型車両、小田急車JR東海車とでは外観が異なっているが、共同運行を考え接客設備や運転装置は同一仕様となっている。運転は1日4往復で各社2往復づつ担当する。また、小田急は2編成を製作して、自社線内だけを走る特急「はこね」にも使用している。
 いよいよ試乗の日であるが、「あさぎり」の人気は高く、希望する列車は全て満席。ようやく手に入れた指定券は沼津15時28分発の「あさぎり6号」。JR東海車である。私はこれに乗るため、沼津まで小田急線と東海道線の乗継ぎとした。さっそく時刻表をめくり、小田原までの「はこね」を確保。もちろん「あさぎり」にも使用する新型車である。
 列車は慌ただしく発車したが、ダイヤが詰まっていてノロノロ運転である。
 編成は3・4両目にスーパーシートを組み込んだ7両編成。スーパーシートなる座席はJRの言うところのグリーン車。2階建車両の階上席のため、窓が屋根の一部にかかり、グレーと暖色を基調とした車内には、サンルームのような温かさが漂っている。座席は1列+2列の配置で、各座席には6インチ液晶テレビ、読書灯、スポット空調、スチュワーデスコールなどの設備がある。  普通車は2列+2列の一般的な配置であるが、ハイデッカーのため見晴らしがよい。特に最前部は運転気分が楽しめる展望席となっている。また、スーパーシートの階下席も簡易個室や2列+1列の座席配置になっているから、乗り得な場所がいっぱいある列車だ。
 さて、新幹線に無視されて以来、パッとしなかった沼津では「2時間で新都心に直行できる列車誕生!」と大喜びである。が、駅では開業初日にセレモニーを行っただけで、すぐに普段の表情を取り戻していた。
 ホームには白いドレスをまとったようなJR東海の「あさぎり」が発車を待っていた。小田急車と比べると、先頭部やドアのデザインが異なっているため、同一設計の車両とは思えない新鮮さがある。車内には暖色が多く使われているが、華やいだ雰囲気の小田急車に対し、シックなJR東海車のイメージ。
 良いことばかりを書いてしまったが、欠点をあげれば、低速と停車駅の多さに尽きる。気軽に乗れる高品質列車だけに、列車設定をもう一度考えて欲しいと思う。

***乗車メモ***

 「あさぎり」は新宿〜沼津間を約2時間で結ぶ。全車指定席。指定券は小田急トラベルで2カ月前から予約受付。緑の窓口や他の旅行会社では1カ月前の午前10時から発売。
 新宿〜沼津間の運賃・料金は普通車2980円。グリーン車4050円。

(平成3年4月20日 第15号掲載)

*** 今だから一言 ***

 一頃より人気は無くなったものの、いざ、「あさぎり」に乗ろうとすると思い通りの席を取ることができません。それだけ、沿線の足として定着しているようです。
 また、「あさぎり」はJR車両であっても小田急が管理しているため、JRの窓口では席番を指定することはできません。先頭の展望席や、階下の普通個室を希望する場合は、小田急の窓口や小田急トラベルなど、小田急の端末機を持っているところで指定券を購入した方が無難です。

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鉄道雑学辞典スペシャル 「青春18切符で熊本まで行きませんか」

 本紙編集部では、好評連載中の「鉄道雑学辞典」の著者、山下耕象さんの協力を得て、来る8月24日(火)〜26日(木)の3日間、JRの青春18切符を最大限に活用する列車の旅を先のように企画。只今、5〜6人の同行者を募集している。
 主な旅程は、東京→大垣→米原→姫路→岡山→福山→岩国→下関→門司→博多→熊本(1泊)→(SL)→宮地→三重町→大分→別府(温泉)→小倉→(ムーンライト九州)→京都→米原→大垣→豊橋→沼津→熱海(温泉)→東京。行きの熊本までは普通・快速列車で、帰りは大正時代のSLや特別夜行などを乗り継ぎ、列車の旅を楽しみます。旅程は後日若干の変更あり。往復距離は約2600Km費用は約2万円(青春18切符、一部指定券、食事代、宿泊費など)。対象は中学生以上の男女。列車に乗っている時間は延べ40時間を超え、必ず席に座れる保証はないので、体力に自身のある方!
 お申込・お問い合わせは編集部(52)2802(18時以降)まで。
★青春18切符=年齢に関係なく、各JRの普通・快速列車の自由席に1日中乗り放題の切符で、5枚綴り11300円。何人で使うかは自由。東京(川崎)を起点にすると、最長、熊本まで行ける。新幹線利用だと23150円。普通でも14110円かかるが、青春18切符だと2260円で済む。

(平成5年7月17日 第112号掲載・編集部執筆)

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鉄道雑学辞典スペシャル 「乗って乗って車中3連泊」 「青春18切符」活用の旅

 JRの「青春18切符」を活用して熊本まで行きませんかーーーーと、本紙7月17日号で同行者を募集したが、平日のためか応募者はゼロ。しかし、予定どおり8月24日(火)〜26日(木)の日程で、本紙の編集長と、編集長の兄、そして私の3人で行ってきました。ルートに変更はあったものの、列車の旅を満喫した3日間でした。
    *    *    *
 8月23日21時。東京駅に全員が揃った。いよいよ列車に乗るための旅が始まる。
 先ず夜食の買出し。そして最初に乗る大垣行きは自由席なので、席を確保するためホームでの駅弁晩餐会となった。ここでは旅程の見直しが話題となり、熊本へは直行せず、所々特急を使い、いろいろな列車を楽しむ旅に変更した。ルートは岐阜・富山・金沢・米原を経由し、京都から夜行快速を使うことになった。車中3連泊となるが、体力の心配はない。
 23時43分。大垣行きは定時に発車。途中、小田原で20分停車して貨物列車3本を待避した。岡崎付近で夜明けを迎え、6時33分に岐阜に到着。高山本線の列車とは24分の待ち合わせ。その間に高山から富山間の特急「ひだ1号」(グリーン車)、25日の博多〜玉名間の特急「つばめ5号」(グリーン個室)の指定券を確保した。しかし、今夜のネグラとなる橋と〜博多間の夜行快速「ムーンライト九州」は満席とのこと。これが確保できれば大阪で夕食を取るつもりであったが、京都駅で並ばなければならなくなった。今夜もホームで駅弁の晩餐会だ。
 高山本線は飛騨川に沿って、山にへばり付くように走るため車窓が素晴らしい。運転席後ろのデッキに立って、鉄チャンをやったのは言うまでもない。
 富山では駅弁「鱒の寿司」を買った。乗った列車はロングシートしか席が空いておらず、旅は恥の掻き捨てとここで昼食会となった。新幹線のない北陸本線は特急が多く、普通列車は待避ばかりだ。
 いよいよ2泊目の京都発「ムーンライト九州」であったが、なんとエアコンが故障しているではないか。ひょんなきっかけから車掌に頼まれて、車掌、編集長の兄、私の3人でエアコンを1台ずつ調整した。それでもエアコンの効きが悪い。
 博多からは列車のイメージを変えた「つばめ」に体験乗車。鉄道雑誌で予備知識を仕入れておいたが、それでも強烈なインパクトを受けた。1時間の乗車であったが、全員が「つばめ」の虜になったのは言うまでもない。それでも、熊本まで乗車しなかったのは予算の都合に他ならない。100Km未満であればグリーン料金も苦にならないが、100Kmを超えると2000円も高くなってしまうのだ。(今回の旅行で使った特急は、ほとんどが100Km未満である。)
 熊本〜宮地間はこの旅行のハイライト、大正11年生まれのに乗車。この区間「あそBOY」平地から阿蘇の外輪山を乗り越える難所。途中の立野駅は急勾配にあり、ホームを平坦にするためスイッチバック方式になっている。勾配にかかると列車は時速20Kmで喘ぎながら登る。やはり蒸気機関車は乗るよりも見ている方が良い。並行する国道には見物の車がぎっしりと並んでいた。
 宮地〜大分間は特急「あそ3号」を利用。100Kmを超えてしまうが、大分からリゾート特急「ゆふいんの森4号」に乗るためには仕方がない。「ゆふいんの森」なる列車は、アートで町起こしを図っている大分県湯布院町とJR九州がタイアップして生まれたような列車で、車内に設けられたギャラリーとヨーロピアンスタイルの外観に人気がある。ただ、線路の規格が低いため、ゴツゴツした振動が伝わってくる。「本線を走っていれば、良い乗り心地ですよ。」と車掌が弁解していたが、せっかくの列車がかわいそうだ。
 日田からは普通列車で鳥栖へ出た。日田彦山線で消えゆくボタ山でも見ようかと考えていたが、編集町の兄の友人が住んでいるとのことで、久大本線で鳥栖へ出ることにしたのだ。その友人はわざわざ駅まで会いに来てくれたのであるが、図らずも駅の持つ優しさを実感した。鳥栖からは「つばめ」のセミコンパートで小倉へ。快速でも間に合ったのだが、今朝の印象が余にも良かったため、躊躇なく「つばめ」を選んだのである。
 小倉からは夕べの車両の「ムーンライト九州」に乗車する。昨夜の炎熱地獄が頭をよぎるが、号車を変えたのでなんとか凌げた。車内放送で車掌がしきりに謝っていたが、乗客の苦情を一身に受ける車掌こそが本当の被害者ではないだろうか。
 車内では大阪に住む高校生に声を掛けられた。聞けば昨夜の「ムーンライト九州」に乗車していて、私たちの行動を全て見ていたとのこと。彼もまた鉄チャンで、九州の鉄道を見に来ていたと言う。まだ高1のため、この旅行を行うにあたっては、「乗車する列車を明記した、詳細な計画表を両親に提出し、許可をもらってきた」と、計画表を見せてくれた。私も中学生の頃から同じことをしてきただけに、嬉しさがこみ上げてきた。
 7時過ぎ京都に到着。近鉄特急を乗り継いで難波へ向かう。大阪到着が早朝のための時間調整である。難波の街を3時間ほど歩いて、大阪12時30分発の新快速で帰路に着いた。
 関西では民鉄が競合しているため、JRでは「新快速」を設定して対抗している。はっきり言って東京圏の電車が一番遅い。JR東日本にはもっと努力をして欲しいと思いながらも、久々に昼間の東海道本線を堪能した。
 東京に近づくにつれ、列車が混んでくる。22時を回っているのに酷い混み方をする東京圏の異常さに嫌気がさしてきた。
 3日間の通算乗車時間は56時間12分、乗車距離は3415.2Km。旅を始める前は体力を心配していた私だが、乗ってみればあっけなく終わってしまったような気がする。しかし、得たものは大きく、筆舌に尽くしがたい。これが旅の魅力だ。この原稿を書きながら頭は次に旅を考えている。今度は是非御一緒しませんか。

(平成5年9月18日 第118号掲載)

*** 今だから一言 ***

 この文章に限り、当時の時間や料金のまま表記しました。「こういう乗り方をする人は極端に少ないだろう」と勝手に思いましたので、はっきり言って手抜きをしました。(御勘弁を)
 この旅行は3人連れでしたが、それぞれが自分の特技?を生かして、協力し合ったからできたと思います。もし、数人の一般応募者がいたらと思うと、今更ながらゾォ〜とします。
 読み直してみて、「乗ったなぁ〜」の感慨だけがつのります。もう一度やれと言われたら、二の足を踏みながらやってしまうかも知れません。
 私は乗った車両の番号や席番、所属、編成番号、時刻などを詳細に記した乗車記録を付けており、その都度、コンピューターに入力していますので、家族からも呆れられています。しかし、やり始めると、転属になった車両と思わぬと場所で再会したり、いつも使う線区なのに、特定の車両ばっかりに当たったり、反対に乗ったことのない車両があるなど、思わぬ発見があるのでやめられません。学生時代のことですが、松戸電車区の緩行線車両全部に乗車する記録を作って、一人で喜んでいました。


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「青春18切符の旅」費用明細

区 間 内 容 金 額 備 考
  青春18切符 6780円 2260円×3枚
南流山→川崎 普通乗車券 880円 大垣行き0時以降最初の停車駅まで
飛騨高山→富山 乗車券・特急券・グリーン券 3490円 「ひだ1号」
小倉→博多 ライナー券 300円 「快速ライナー1号」
博多→玉名 乗車券・特急券・グリーン券 3300円 「つばめ5号」グリーン個室
熊本→宮地 指定席券 800円 「あそBOY」
宮地→大分 乗車券・特急券 2660円 「あそ3号」
大分→日田 乗車券・特急券 3340円 「ゆふいんの森4号」
鳥栖→小倉 乗車券・特急券 3020円 「つばめ24号」普通個室
小倉→京都 指定席券 500円 「ムーンライト九州」
京都→難波 乗車券・特急券 1590円 「近鉄特急」
米原→岐阜 乗車券・自由席特急券 1520円 「しらさぎ8号」
合 計 28630円  


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お世話になった車両達

日付 乗車駅 下車駅 キロ数 列車番号 種別 列車名 車両番号 時間
23日 南流山 西船橋 16.4Km 1939E 普通 なし クハ103-620 0:17
23日 西船橋 秋葉原 19.2Km 2039B 普通 なし サハ201-902 0:26
23日 秋葉原 東京 2.0Km 2007C 普通 なし クハ103-384 0:05
23日 東京 浜松 257.1Km 9375M 普通 大垣夜行救済 クハ167-1 4:13
24日 浜松 豊橋 36.5Km 9375M 普通 大垣夜行救済 モハ167-1 0:30
24日 豊橋 岐阜 102.7Km 9375M 普通 大垣夜行救済 クハ167-1 1:37
24日 岐阜 美濃太田 27.3Km 223C 普通 なし キハ11-102 0:31
24日 美濃太田 白川口 25.8Km 729D 普通 なし キハ48-3 0:36
24日 白川口 焼石 4.6Km 729D 普通 なし キハ48-15 0:40
24日 焼石 飛騨高山 78.7Km 729D 普通 なし キハ48-3 1:34
24日 飛騨高山 富山 89.4Km 1021D 特急 ひだ1号 キロハ85-5 1:23
24日 富山 福井 136.2Km 438M 普通 なし クハ412-1 2:51
24日 福井 敦賀 54.0Km 234M 普通 なし クハ418-1 1:01
24日 敦賀 長浜 38.2Km 140M 普通 なし クハ419-1 0:45
24日 長浜 京都 75.4Km 3637M 快速 新快速 クハ221-52 1:07
24日 京都 厚狭 548.5Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 オハ14-201 7:38
25日 厚狭 下関 33.8Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 オハ14-251 0:32
25日 下関 小倉 11.8Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 オハフ15-201 0:19
25日 小倉 博多 68.2Km 3113M 快速 ライナー1号 クロハ481-12 1:12
25日 博多 玉名 90.4Km 5M 特急 つばめ5号 クモロ787-4 1:07
25日 玉名 熊本 28.0Km 333M 普通 なし クハ455-602 0:31
25日 熊本 宮地 53.4Km 8711レ 快速 あそBOY オハフ50-701 2:29
25日 宮地 大分 94.6Km 73D 特急 あそ3号 キハ185-8 1:45
25日 大分 湯布院 42.4Km 6004D 特急 ゆふいんの森4号 キハ71-2 0:47
25日 湯布院 日田 51.5Km 6004D 特急 ゆふいんの森4号 キハ70-2 0:51
25日 日田 鳥栖 54.7Km 1866D 普通 なし キハ125-8 1:14
25日 鳥栖 小倉 96.8Km 24M 特急 つばめ24号 サハシ787-6 1:16
25日 小倉 京都 594.1Km 9232レ 快速 ムーンライト九州 オハ14-251 9:17
26日 京都 大和西大寺 34.6Km   特急 (近鉄奈良線) 近鉄30112 0:30
26日 大和西大寺 近鉄難波 28.4Km   特急 (近鉄名古屋線) 近鉄18406 0:30
26日 なんば 梅田 4.1Km   普通 (大阪御堂筋線) 21106 0:08
26日 大阪 米原 110.5Km 3320M 快速 新快速 クモハ221-79 1:22
26日 米原 岐阜 49.6Km 8M 特急 しらさぎ8号 モハ485-221 0:33
26日 岐阜 浜松 139.2Km 3132M 快速 なし クハ117-30 1:45
26日 浜松 静岡 76.9Km 764M 普通 なし クモハ113-2011 1:09
26日 静岡 沼津 54.7Km 764M 普通, なし クモハ113-2008 0:52
26日 沼津 熱海 21.6Km 364M 普通, なし クハ111-0194 0:19
26日 熱海 戸塚 63.7Km 930M 普通, なし クハ111-2022 1:28
26日 戸塚 船橋 64.1Km 2050S 快速, なし サハ111-2001 1:08
26日 船橋 西船橋 2.6Km 2247C 普通, なし モハ102-0626 0:03
26日 西船橋 南流山 16.4Km 2246E 快速 武蔵野快速 モハ103-0185 0:17
乗車キロ合計 3415.2Km 乗車時間合計 56時間12分


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お世話になった車両達(機関車)

24日 京都 下関 582.3Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 EF65-1132 電気機関車
25日 下関 門司 6.3Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 EF81-411 電気機関車
25日 門司 小倉 5.5Km 9231レ 快速 ムーンライト九州 ED76-61 電気機関車
25日 熊本 宮地 53.4Km 8711レ 快速 あそBOY 58654 蒸気機関車
25日 小倉 門司 5.5Km 9232レ 快速 ムーンライト九州 ED76-61 電気機関車
25日 門司 下関 6.3Km 9232レ 快速 ムーンライト九州 EF81-414 電気機関車
25日 下関 京都 582.3Km 9232レ 快速 ムーンライト九州 EF65-1132 電気機関車


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1999年01月26日火曜日 作成